Web Designingの連載「CSS Analysis」は、今月発売号で最終回となりました。
この連載は、2003年9月号の「Web Designing Lab.」というコーナーの中のCSS担当連載「CSS Lab.」としてスタートしました。その後「Web Designing Lab.」全体がなくなった時に「CSS Analysis」という名前に変わりましたが、合計すると全68回、5年と8ヶ月に渡ってCSS関連ネタを書かせていただきました。
この連載で意外と大変だったのは、サイトの所有者から掲載許可をとる作業です。海外の有名人とメールでやり取りできることは楽しくもありましたが、掲載前に内容を確認したいとか、掲載誌が届かないとか、掲載誌が届く前に引っ越しちゃったとかで、色々と大変だったのも事実です。正直、僕は特に留学経験などがあるわけではなく、英語に関しては一般的な学校教育しか受けていないので、英語でメールを書くにはけっこう時間がかかるのです。
そういえば、こんなこともありました。aboutページに、今から思えば別人じゃないかと思うようなカワイイ写真を掲載していた Jina Boltonさん(当時は普通の女子大生)は、彼女のサイトの掲載号が発売される直前に、間違ってサイトのデータを全部消してしまったのです! ある日サイトを見ると「間違って消しちゃいましたぁ」みたいなページしかなくなっていて、僕はかなり焦りました。
しかし、僕はこの連載に掲載するサイトを決定する前に、サイトの基本的なXHTMLやCSSなどのファイルをローカルに保存して、そのすべてを検証しています。したがって、僕のMacには彼女の作った基本的なXHTMLやCSSが残っていたのです。あわててそれらのデータを彼女に送り、掲載号の発売直前にサイトを復旧してもらった、というようなことがありました。
ほかに、時間に余裕のある学生さんに多かったのですが、雑誌に掲載すると連絡したとたんに大幅なサイトの修正を始める人もけっこういて、校正のときに記事を書き直すはめになったことも何度もありました。
まぁ、色々とありましたが、これでやっと毎月の締め切りから逃れられる……と思っていたら、編集担当のまさこ様から「翌月からは新連載を」との連絡が入り……。
タイトルは未定ですが、新連載もよろしくお願いいたします。
長い長い間、本当にお疲れさまでした。
僕にとっても、「CSS Analysis」はあの雑誌で編集を担当した中で、一番思い入れの深い企画です。大藤さんには創刊当初からさまざまな企画でお世話になっていましたが、回を重ねるごとにどんどん原稿の精度が(文章的にも、内容的にも)増していくのを目の当たりにして、本当にいいライターの方に出会えたなあ、と嬉しく思っていました。書籍化のお手伝いもさせていただけましたし、読者の方々にも毎月楽しみにされていた、とても幸せな連載になったと思います。
仕事を休止してラダックに赴く際、この連載の担当を後輩に託さなければならなかったのが何より心残りであり、申し訳なくもあったのですが、彼女が首尾よく引き継いで全うしてくれたことに安堵しています。
とにもかくにも、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
>yama_takaさん
コメントありがとうございます!
Web Designing創刊の頃から声をかけていただき、色々と面白い仕事をさせていただいた中で、僕もだんだんとライターの仕事がわかってきたような気がします。
まだまだ勉強中ではありますが、今後ともよろしくお願いいたします!
お疲れさまでした。
で、間髪入れずに新連載とは、休ませてもらえないですね。
新連載も楽しみにしています。
>今里さん
ありがとうございます!
休みたくもありましたが、新しい企画をいただけてとてもありがたいです。
いつもWeb Designingとその他書籍でお世話になってます!
連載「CSS Analysis」お疲れ様でした。すごく勉強になりました。ありがとうございます!
そして、新連載も楽しみにしてますねー。
>なかにしさん
コメントありがとうございます。
新連載ですが、次号のネタはけっこう面白いと思いますのでぜひ見てください!