「Webデザイン プロフェッショナルワークフロー・バイブル」を献本していただきました。
実をいうと、僕はこの手の洋書の回りくどい表現があまり好きではないのですが、この本は翻訳された本だということを忘れてしまうほどスラスラ読めました。用語もずいぶんと気を遣って翻訳されている印象で、さすが今里さん&木達さんコンビだなぁと(今里さんは、元Web Designing編集部のデスクだった人です)。
内容としては、CSS全盛期から2006年くらいまでのワールドワイドでの動きがわかったり、グリッドベースのWebデザインやCSS3について書かれていたりと盛りだくさんです。また、意味的なマークアップの仕方について、かなりのページ数を使って具体的に解説してあり、その部分で新たな発見をする人も多いのではないかと思いました。
ただし、原著者のAndyさんのやり方や考え方のすべてが、必ずしも海外での主流となっているわけではないという点には注意して読んだ方がいいと思います。
大藤さん、言及ありがとうございます。「Andyさんのやり方や考え方のすべてが、必ずしも海外での主流となっているわけではないという点には注意」のくだりは御意ですが、「原著が出版されたのは2006年と少し前」の点については、あまり神経質になっていただかなくても良いのでは、と思っています。
実際、4章で中心的に扱われているAdvanced Layout Moduleがまだ勧告前である状況に(原著出版当時も今も)変わりがないですし、Andyの提案するワークフロー、たとえば落とし込むフォーマットが(X)HTMLならば始めからそれでプロトタイプを作るという提案は、まだあまり取り組まれていない現状(それはつまりAndyの主張が主流というわけでもない現状の裏返し)があったりするわけですので。
まぁ、監修者としてはそう考えていますということで、よろしくお願いいたします(謎
>kazuさん
少し余計なことを書いてしまいましたのでカットしました。
普段から海外のサイトばかりをチェックしている関係上、僕にとっては少しだけ気になる部分もありましたが、おそらくそれはこれからこの本を読む読者には関係のない部分だと思いますので……。
あと、全部べた褒めするだけでなく、少しだけチクッと刺しておくという編集上のテクニックもありますのでご理解ください(笑)。←某誌編集者さんに教わりましたw
逆にご面倒をおかけしてしまったようで、申し訳ありません……削っていただかなくても良かったと思いますし。ましてや「全部べた褒め」をお願いするつもりも無く(苦笑)。忌憚のないご意見、よろしくお願いいたします。
ご紹介いただきありがとうございます! 読みやすいと言っていただけると、うれしいです!!
>今里さん
いや、ホントに読みやすかったですよ!
これからも、どんどん翻訳してください。